旅人 の記事

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タイエアアジアX視察団

ThaiAirAsiaX

先日、格安航空会社タイ・エアアジアXの視察団が登別を訪問しました。続きを読む

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訪日外国人のお客様向け 北陸新幹線ご利用商品が新登場!

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訪日外国人のお客様向け 「山陰・岡山エリアパス」、有効期間延長・エリア拡大に

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北陸新幹線「富山駅」見学会開催(2月1日)

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北陸新幹線上越妙高駅の発車メロディー、唱歌「夏は来ぬ」に決定

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≪お知らせ≫アイヌ文化等に関するパネル展を開催いたします。

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Source:たんちょう釧路空港

運河プラザ3番庫の利用が可能です(1/21更新)

「小樽市観光物産プラザ(運河プラザ)」内
多目的ギャラリー(3番庫ギャラリー)および中庭
貸し出しを行っております。

◆空き状況はこちらから
◆ご利用料金はこちらから

(運河プラザ)

小樽観光協会が、小樽市より指定を受け管理しております「小樽市観光物産プラザ(運河プラザ)」内の、多目的ギャラリー(3番庫ギャラリー)および中庭は、各種会合やイベント、展示会などに広く使えるスペースとして、有料にて開放しております。小樽運河に面した絶好のロケーションで、観光のお客様に対してのアピールはもちろん、広く市民の皆様にもご利用いただける施設となっております。

風刺画 ― 敬意を払わぬ言動は共感できない

 人は無意識のうちに他人との間隔を50センチほど開けて近づかないのは、“その人への敬意”なのだとテレビ番組で言っているのを聞いて、腑に落ちた。家族や仲間、恋人のように親しい間柄ではない人が、馴れ馴れしく近づいてくれば、誰もが不快な感覚を抱く。それは自分への敬意を無視されているからだ。

 なぜ、ネクタイを締めるのか。それは、“その場への敬意”のためである。しかるべきレストランに食事に行くときに、女性が綺麗に装い、テーブルで慎重にナイフとフォークを動かし、唇をソースで汚さないように品良く食事をする姿は見ていて心地よい。男性もスーツとネクタイで、背筋を伸ばして食事をする。料理人への敬意であり、素晴らしいテーブルと空間を用意してくれたレストランという「場」、そして相手の女性への敬意の表れだろう。

 義父が生前、我が寓居を訪れるとき、日曜日の午後であるのに、いつも白いシャツとスーツ姿だった。めったに来ることはないが、田舎の父が来る時もスーツを着て来る。少々堅苦しいと感じていたが、狭く、汚い生活空間だが、「場」に対して敬意を表してくれていたのだろうと思う。

 サッカーのワールドカップや国際親善マッチの前に、両国の国歌斉唱を行う。かつて政治的な問題を抱えるアジアの国で開催された国際大会で、「君が代」が流れたときに、ブーイングを受けた。日本で開催する国際試合で、相手国の国歌が流れているときに、ブーイングを浴びせる行為は絶対にすべきではない。好きではない国であっても、いや、問題を抱える国だからこそ、相手国の国歌に対して敬意を表して最後まで黙って聴こうではないかと思う。

 相撲が好きでよく見るのだが、ときどきハワイやモンゴルなど外国出身力士と、日本人力士が優勝をかけて戦うことがある。そのときに、「ひいきの力士」というわけでなく、「日本人力士だから」という理由で、館内が一体となって声援する場面に出会う。自国の力士を応援したくなる気持ちはわかる。ただ、その応援の仕方が相手の外国人力士に対して敬意を損ねるほどの異様なムードになるときがあり、なんだか居心地の悪い不気味さを感じてしまう。

 外国や日本の地方を旅するとき、旅人はその地のしきたりや習慣に従うだろう。その地域でやってはいけない戒律などがあるのならば、できるだけそれに沿うようにしたいと思う。自分たちとまるっきり文化が違い、いつもやっていることと正反対の行動であっても、その人たちが長い歴史の間そのように生きてきたのなら、そのことを面と向かってバカにしたり、笑ったりはしない。

 フランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」がイスラム教の預言者ムハンマドを風刺した画を掲載し、イスラム社会では反発の声が高まっている。もちろん、テロ行為は許されるものではないが、“表現の自由”を標榜するシャルリー・エブド紙のイスラム社会への敬意のない風刺画を見ても、共感できない。相手への敬意を払わない言動は戦争に直結する。とてもレベルの高い“ジャーナリズム精神”とも思えない。私は、山口瞳氏の「ジャーナリストとは、他人のファイン・プレイを探して世の中に紹介する職業だと私は思っている」という言葉が好きである。

(編集長・増田 剛)

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Source:旬刊旅行新聞

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